第87回日比谷メーデーに参加しよう!

第87回メーデーのお知らせ働く者の団結で生活と権利、平和と民主主義を守ろう!

自由な時間のために闘い死んだ人々を忘れない。

メーデーは、1886年5月1日、アメリカの労働者が8時間労働時間制を求めて立ち上がったことを起源とします。長時間労働で苦しんでいた労働者は、「仕事に8時間、休息に8時間、そして自分の自由な時間のために8時間」と声を上げ、ストライキを行ったのです。この「自由な時間」のためのストライキ中に警官が発砲、ストに参加していた労働者が殺されました。
その事件は世界中に広がり、国際的な労働者の連帯運動となりました。こうして「8時間労働時間制」は獲得されたのです。
メーデーは、自由な時間のために闘い犠牲となった人々のことを忘れず、5月1日に労働者の闘いを国際的に祝う日となりました。

ところが日本は、国際労働基準であるILO条約の「労働時間」に関する条約をひとつも批准せず、長時間労働が常態化しています。そればかりか、政府は、8時間労働時間規制を緩和するホワイトカラーエグゼンプションや裁量労働制=いわゆる残業代ゼロ法案=定額働かせ放題の労働基準法改悪案を、国会に上程しています。メーデーの意味を考えるなら、この労基法改悪を絶対に許してはならないのです。
いま労働者が闘わなければ、時代に逆行する暗黒の時代がまた始まるかもしれません。
私たちがメーデーに参加する意義は大きいのです。