●個人加盟を原則とした労働組合

日本の労働組合の多くは企業ごとに組織されていますが、職場に組合がなくても、
全国一般なんぶはひとりでも加入できます。
それは、「地域合同労働組合」という組織スタイルを取っているから。

企業ごとに作られる組合(企業内労組)は、よほどしっかりしていないと会社の介入を受けやすく、
とくに中小企業では、親会社や元請け企業の影響も大きく、また労使の力関係も会社が強くなりがちです。
「全国一般労働組合」は中小企業で働く労働者が強くなるために、企業の枠を越え、職種、企業規模を選ばず、ひとりでもだれでも参加できるよう作られました。

●みんなで闘うのが合同労組

全国一般なんぶも、組合員が企業の枠を越え横に連なる労働組合ですから、
会社の介入を、横のつながりで、はねのけることができます。
「地域合同労働組合」とは、 ひとりひとりの組合員が地域に基盤を置き、お互いに助け合い
支援し合いながら闘っていけるよう、それ自体を一つの労働組合としています。

日本の全雇用者の7割が中小企業で働いているのに、労働組合の組織率は1%台です。
この数字が物語るのは、中小企業の労働者にとって、いかに労働組合が遠い存在かということでしょう。
だからこそ、みんなで闘う合同労組の存在が必要なのです。

●労働相談活動

ほとんどの中小企業の労働者は未組織で、無権利状態に置かれています。
そんな労働者が泣き寝入りしない、させないために、
「権利は闘い取るもの」と働く仲間たちに訴え、ともに闘うため、
全国一般なんぶは、1983年から労働相談活動に取組んできました。

未組織の仲間に手をさしのべたいから、
ひとりでは弱いから、 みんなで闘うための労働相談活動です。